自分のやるべきことを絞る。
私が看護学生だった時に先生が「人は二つ以上のことは出来ない、だから優先順位を決めなさい。」と言いました。
どういうことなのか、その時はピンと来なかったのですが今ならなんとなくわかります。例えば、その当時で言えば「勉強か、バイトか。」この二つを選んだとしたら、彼氏(恋愛)までは手が回らないよ!ということなのです。18歳からの煩悩真っ盛りの多感な時期を看護学生として過ごすというのは本当に苦しいものでした。遊びたい、でも勉強しないと試験に受からない。お金が欲しい=バイトしたい、でも実習行かなきゃ単位取れない。まぁ、私の若いうちの大概の悩みがお金、勉強、彼氏(=遊び)なんですが、一つ諦めればその他二つは手に入る。欲張りな時期ですからね、苦しいですよ。だから、優先順位を決めておきなさいよってことなんです。他の学部の学生に比べると、ちょっと違った学生生活のような感覚なのかも知れません。でも、まぁ早くに自分の目標が決まってるってことなんですが。
自分の人生なので、後悔のないように。
看護学生というのは、大体が看護師免許・保健師免許・助産師免許を取得するために入学しているので、それが手に入らないとなるとそこに存在する意味がなくなります。自動車教習所に入って、運転免許要りません!みたいなことがあんまりないのと同じです。学問として「看護学」を学びたい「保健医療」を学びたいで、資格は要りませんっていうならそれもアリだとは思うのですが、でも単位が取れないと結局卒業できないから・・・私の時は入学生のうちの大体、10%くらいは卒業できないと言われていました。まぁ、そんなもんかなという感じです。不思議なのは、そんだけ苦労して得た資格なのにこの資格で「働きたくない」と思われやすい仕事でもあるということです。それはとても不幸なことだと思います。早いうちに、自分のやるべきことを絞っておけばいいのですが、本当は遊びたかったのに遊ばずに看護師免許を選んで結局、仕事がつらくて鬱病になったり辞めたりするのは勿体無い。本当に自分のやりたいことを選んで、その中でできることを仕事にしたらよかったのに。。。まぁ、とにかく自分のやりたくないことはやらないことです。早くに絞るようにしましょう。
二兎追うものは一兎も得ず。
これは看護師になってからも続きます。
仕事か、遊びか。続けるか、辞めるか。キャリアを積むか、子育てするか。まぁ、学生の頃よりは選択肢が少なくなっています。歳をとっているので。自分が何を一番にするかを明確にしておくと、悩む時間は短縮されます。「一度は海外で生活してみたかったので、看護師として数百万のお金が貯められたら若いうちに一度海外に行きます!」と決めている人はその通り実現ができます。日本に戻ってからも、看護師としてすぐに仕事は見つかるので食べるに困りませんし、なんなら海外で看護師の免許をとってそのまま働いたりもできます。今いる病院は自分の希望に合わないと思うのであれれば、すぐに辞めて自分の希望条件に合った働き方のできる職場にうつることもできます。え、そんな簡単にそんなことできるの??と思うでしょうか。
できるんです。
できるのに、何故かそれができない人がいます。
それは「自分には出来ない」と思いこんでいる人です。
年齢を重ねてきたら、今度は一点集中した方がいいでしょう。やりたいことに全力投球するのです。海外で生活したい、また他の勉強をしたい(学生をしたい)、他の職種に転職したい、したいならどんどんやってみるべきです。自分の能力がどうこうとか考えるだけ無駄です、若さ=時間の方が貴重です。悩まずチャレンジしましょう。
結婚がしたい、子供が欲しい。
そう思っている人は、早く結婚して子供を作ってください。
相手がいないなら、看護師免許を武器にすぐに婚活をしましょう。婚活市場も若さが強さです。そこに、安定した収入が得られる職業がつけば鬼に金棒。看護師は働くことさえ嫌でなければ、最低でも年収500万円はかたい職業です。できるだけ、自分は仕事を続ける方向で穏やかで子育てに向く性格と職業のパートナーを探しましょう。間違っても専業主婦を望むのはやめましょう、それはあなたの魅力と家庭での発言力を半減します。結婚生活もMoney is Power. 一人で年収800万円を稼ぐ家庭よりも、夫婦それぞれが500万円ずつ稼ぐ家庭の方が豊かに暮らせます。そういうパートナーを見つけましょう。
子育てをとるか、キャリアをとるか。
これは、選べるならば先に子育てをとりましょう。
昇進は40代からでも出来ますが、出産と子育ては40歳からはかなり厳しいからです。選べないなら、最初から悩まないですよね。選べるなら、先に産むのです。先に産んで、育てて、それからがっつり働くのです。自分が休んでいた間、他の人が働いていた分をガツガツと働けば自ずとキャリアは拓けます。それは看護師に限ったことではなく、他の仕事も同じでしょう。
迷ったときは、優先順位を思い出す。あれもしたい、これもしたい。だったら全部やってみるべきだと思いますが、どれも選べずにただただ時間を費やしてしまうと何も出来ない状態になります。それだけは避けてください。
いつだって方針転換は可能。
これは、以前にも言っていますが優先順位を明確にするというのは「最速で間違えて、最速で行動修正する。」を繰り返すためであるとも言えます。
間違いに気づくためには、行動を起こす必要があります。行動するためには、その行動を選ぶ必要があります。優先順位をつけて、さっさと試す。あっていればそのままdo、間違っていたと思ったらすぐに行動修正すればいいのです。間違えることをおそれないでください。何度やってもOKです。
海外に行ってみたいと思って行ったけど、特に英語が喋れるようにはならなかった。
結婚したけど、離婚した。
看護師が嫌で転職したけど、そこでも満足できる仕事はできなかった。
そしたら、他の選択肢をそこからチョイスすれば良いのです。悩むだけ無駄。あなたの人生は一度きりなので、自分のやりたいことを選んでやってください。いつだって、方針転換は可能です!!!
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