過去の自分を否定することになるから。
結婚するときに「よーし、来年までに離婚するぞー!」と思って結婚する人はあまりいないですよね。
そういうことです。
結婚生活を継続出来ないと認識した時に何故、自分は結婚したんだろう?
何故、この相手を選んだんだろう?
選択を誤った自分が悪いのではないか??
一緒に生きようと思っていた相手と離れたいと思うことは、過去の自分の決断を間違えたと認めることになるのでキツいのです。しかも、現実離れなくてはいけない今の状況がツラい。わかります。あのね、先に言いますがツラいなら我慢しないで離れてOKです。ツラい状況に身を置くことは自分への虐待です。これに慣れてしまうと、自己肯定感も下がります。今自己肯定感を下げてしまうと、相手にしがみついたり、相手を必要以上に責めてしまったり、自分が鬱になったりしてしまいます。無駄な時間です。
過去の自分の選択は間違っていなかった。
しかし、今の自分の選択も間違いではないのです。
離婚しようと決めたなら、離婚して良いのです。助け合って生きていけない相手と、一生かけて生活を共にする必要はありません。自分にとって必要でないなら、無理に一緒にいる必要はありません。自分の自尊心を削ってくる相手とは、一緒にいてはいけません。離婚したいと思ったら、離婚したら良いのです。
あなたは、あなたの足で歩く。相手は、相手の足で歩く。
一緒に歩くのであって、一緒に歩けないなら離れても良いんです。
離婚しても、あなたはあなた。相手は、相手です。
解体作業から、新築工事を始めることになるから。
これは結婚によって苗字を変更した側に多いです。
いやいや、とは言っても結婚生活を終了させて新しい生活をはじめるって決めたんや!と。
おめでとうございます。さ、新しい生活を始めましょう!え?苗字を変えた?
あー、じゃあ仕事はどの名前でするんですか?
歯医者に行ったら「あら、苗字変わりました?ご結婚おめでとうございます!」って言われた?「ありがとうございます。逆です。」と答えましょう。
銀行口座やらクレジットカードやら証券口座も全部名前を変える。
結婚したときにも変えたけど、離婚する時に変えるのは無茶苦茶腹立たしく感じるものです。
「なんで、私だけがこの無駄な作業をしているのか?」と。
小さなようで、結婚生活で積み上げた社会的ないろんなものを解体する作業が苦痛です。それを考えると離婚したい気持ちも萎えそうになるでしょう。私は子供がいないので体験していませんが子供がいたら、更に難しいし煩わしいことが多いでしょう。それでも、ツラいのはほんの短い期間です。大概のことは時間が解決してくれます。嫌な時間を1秒でも短くして、自分の新しい良い未来の時間を長くしましょう。
離婚しなかった人は夫の不満を言い続けますが、離婚した人は元夫の存在を忘れて生活しているので元夫のことは何も言わなくなります。これだけでも、離婚する価値があります。
持っていたものを手放す方が苦痛を伴うから。
人間というのは自分のモノを失うことが大嫌いなんです。
変化を嫌うのです。
大丈夫。あなたは今あるものを手放して、新しいものを手に入れることになります。
離婚しようとまで思うに至った亀裂や不信感は、そうそう簡単にはなくなりません。修復することを選んだつもりが、ただただ傷つけ合う時間を長引かせただけだったっていうこともたくさんあります。修復に努力をするなた、お互い新しい生活に努力する方が楽だし効率的なんじゃないですかねぇ。離婚して、更に成長するし。経験が積めるってことにはなったので、もし別の人と次があったらまたちょっと違った対応ができるかもしれない。
とにかく、壊れた現在の修復に労力を払うくらいなら、苦い経験を積んで新しい生活に努力した方がいい。
最初はツラいかもしれない。後悔することが3秒くらいはあるかもしれない。
でも、結婚生活を続けていたら後悔する時間はその後の生きてる時間の9割くらいになると思いますよ。我慢しちゃダメ。自分を削っちゃダメ。自分を一番大切にして、大変だけど離婚したらいいと思います。
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